不安やイライラが依存症を深める
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デイトレ依存症を克服する方法。
次は「カラ売りを練習する」だ。
依存症を深める原因の一つに「不安やイライラ」と言ったモノがある。
思い通りに行かなかったり、何か不安なことを抱えていると、イライラして何かせずにおれない。
その不安やイライラを紛らわせるために、何かを飲み食いしたり、何かに打ち込んだりする。
たとえば酒やアルコールで嫌なことを紛らわせたり、激辛料理や、食べ物を腹一杯食べることで、頭に浮かぶモヤモヤを解消しようとする。
ところがそれが度を超すと、酒やアルコールが手放せなくなったり、激辛スパイスがないとダメになったり、腹一杯モノを食べないと気が済まなくなったり、どんどん依存症が進んでしまう。
携帯ゲームにはまったり、恐怖映画にはまったり、人によってハマるモノは様々だが、デイトレも一つの捌け口(はけぐち)だろう。
ただデイトレが他の捌け口と違うのは、デイトレでの失敗を紛らわすために、またデイトレに向かうという面があることだ。
何か不安やイライラがある→デイトレで紛らわせる→デイトレで失敗が続く→さらに不安やイライラが高まる→酒やアルコールで紛らわせる→ゲームなどで紛らわせる→やっぱりデイトレをやるという感じで、ストレス解消のためのデイトレが、新たな不安やイライラの火種になってしまうのだ。
となるとデイトレ依存症から抜け出すには、デイトレで負けないことが一つの解決策になる。
実際、デイトレや株売買で上昇株を掴んで、毎日含み益が増えている期間は、値上がり率ランキングもほとんど見ないし、イナゴタワーにも飛びつくことはないし。
カラ売りを覚えることで、見方が変わる
デイトレ依存症から脱出するには、デイトレで負けないことが重要だ。
デイトレで負けなければ、無理して勝負する必要も無いし、疲れればそこで止めることもできる。
ところがデイトレで負けてしまうと、その負けを取り返そうとして、さらにリスキーな銘柄に飛びつく。
そしてさらに損害を大きくして、デイトレから離れられなくなってしまう。
これがつまりデイトレ依存症が深まっていく一つのパターンだね。
ではどうすれば、デイトレの負けを減らし、デイトレで稼げるようになるのか。
それは「下落で儲けられるようになれば良い」のだ。
株価が下落したときに「ドテン売り」、つまり買いから売りに切り替えれば、大損どころか、利益が得られる。
ドテン売りができるようになると、暴落のような大幅下落は、逆に利益を取るチャンスだから、下落に対する見方も変わってくる。
騰がっても下がっても利益になるなら、急騰株の高値づかみを繰り返さなくても、下落している株をカラ売れば良い。
プロのトレーダーというのは、そうやって下落時に売りヘッジを行い、損失を減らすというテクニックを使う。
プロはそうやってドテン売りをすることで、大きな株価の変動で大損しないように、対策をしているので、それを真似れば良い。
カラ売りを覚えることで見方が変わって、余裕ができれば、デイトレ依存症も和らぐだろう。