建玉を持ち越すから、株のことばかり考えるようになる
更新日:
デイトレ依存症・株依存症にはまる原因の一つが、「株・建玉の持ち越し」だ。
デイトレに徹して、その日に建てた建玉は、その日のうちに決済してしまうと、持ち株や建玉がないので、株のことを考えずにすむ。
手仕舞った株や建玉が翌日上がろうが下がろうが、実際には一円の損も得もしないからだ。
保有株や建玉がなければ、朝起きて地合いが悪くても何もしなくて良い。
トレードをやらなくても良いし、情報収集やチャンス銘柄を探すことに没頭しても良い。
ところが投資余力がたくさんあると、ついつい含み損の銘柄を持ち越してしまい、その後始末に何日も費やしてしまうんだね。
後で振り返ると、他にいくらでも騰がってる株があったのに、そういう銘柄に目もくれず、敗戦処理みたいなことで一日が過ぎて、それが何日も続く。
そしてザラ場が終わっても、保有株や建玉のことがずっと頭から離れなくなって、それが株依存症を悪化させる原因になるわけだ。
実際、下落し始めた銘柄を、切り返し期待で持ち続けても、あんまり良い事など無いのだけれど、ついつい持ち越して、含み損をどんどん膨らませて言ってしまう。
さらには下手なナンピンで、さらに傷口を拡げてしまったりする。
本当にやるべき事は、さっさと見切りをつけて、次の有望株を見つけることなんだが。
伸びる銘柄だけ伸ばして、余力をたくさん作る
株依存症・デイトレ依存症になる原因は、相場が閉じていても、株のことが頭から離れないからだ。
依存症の症状一つとして、「一日中、その事ばかり考えてしまう」というのがあるが、保有株や建玉の含み損が心配になると、どうしても株のことばかり考えざるを得なくなる。
市場が閉じているときは、考えたってどうしようもないんだけれど、含み損になっている保有株や建玉を持ち越していると、どうしてもそれが頭をよぎる。
これが繰り返されると、他に騰がってる株が色々あっても、含み損銘柄のナンピンをやったりして、傷口を拡げたりしてしまうわけだ。
なので、こういうことを防ぐ自己ルールを決めておくに限る。
たとえばその日に買った株や建玉は、その日のうちに売るとか、持ち越しは現物株か、保証金と同程度の建玉のみにするといったようなルールだ。
その日のうちに決済するルールで株をやっておれば、下がり始めたらさっさと利確したり損切りして撤退できる。
もちろんその後、切り返して騰がり始めれば、もう一度、買い建て直せばよい。
その日のうちに買い戻さなくても、翌日またチャンスがあれば同じ銘柄を買えばよいし、ダメなら他の銘柄を探せば良い。
このルールが守れているときは、その日その日の上昇銘柄を探すことになるし、ダメな場合はさっさと退却することになる。
なので数万円程度の含み損が、十万円以上に膨らむことはない。
だけどこれがなかなか難しいんだよねえ、、、