ストレスと依存症記事一覧

デイトレ依存症について考える前に、様々な依存症についてまとめておく。まず依存症とは、何かにハマり、そこから抜け出せない状態を言う。最初は嗜む(たしなむ)程度だったのに、慣れるにつれて、回数や分量が増えて、いつの間にかどっぷりハマっている。そしてやっていないとイライラしたり、その事ばかり考えるようになる。さらに減らしたり止めたりすると、震えが来たり目眩がしたり、様々な身体現象が起こる。そういうふうに...

物質が関係する依存症と、関係しない依存症。その中間にあるのが、食事が関係する依存症だ。そして近年明らかになってきたのが、甘いものや、炭水化物の依存症だ。糖質依存症だとか、炭水化物依存症ってことだね。糖質や炭水化物の依存症が、なぜ今、注目されているかというと、糖質や炭水化物の取り過ぎが、老化や糖尿病の原因になるからだ。我々人間は、炭水化物を食べると、ブドウ糖や果糖という物質に分解して、体内に吸収して...

タバコや酒・アルコールなどで、依存症が起こるのは、よく知られた事実だ。ところが甘いものや炭水化物で依存症が起こるなんて事は、20世紀には問題にされなかった。確かに甘いものに目がない人は多いし、甘いモノが手放せない人も多い。ただそれは、他の食品に関しても、同じ事が起こっている。たとえば、ピザ、ポテトチップス、フレンチフライ・ポテト、アイスクリーム、チョコレート、クッキー、ケーキ、チーズバーガー、炭酸...

甘いものや炭水化物は、依存性が高い食品だ。これは恐らく数百年以上前から、すでに依存性が高かったはずなのだが、砂糖依存症や炭水化物依存症が問題になり始めたのは最近の事だ。キレる若者が問題になったのは1980年代くらいからだし、炭水化物の害が唱えられ始めたのも、1990年代の末くらいからだ。つまり食品自体は数百年前からあったのに、問題になり始めたのはつい最近のことで、これは一体どういうことなのか。一つ...

依存症になりやすい物質は、タバコや酒などいろいろある。ただし依存症になりやすい物質でも、依存症になりやすいかどうかは、手に入りやすさや、使用頻度による。たとえばタバコは大人であれば買えるし、売っている場所も多いから手に入りやすい。またタバコに含まれるのニコチンは、体内ですぐに分解されて、約30分で血中濃度が半分になるので、次から次へと吸いたくなってしまう。なのでタバコを吸い始めると、7割以上の人が...

依存症は、大まかに3つのグループに分けられる。一つは「物質依存・薬物依存」、もう一つは「行為依存」、最後は「関係依存」。最初の物質依存・薬物依存は、タバコや酒・アルコールなどの、依存性のある成分による依存症だ。次の行為依存とは、何かをやらずには済まないという依存症で、パチンコ依存症だとか、ギャンブル依存症だとか、ゲーム依存だとか、スマホ依存のようなモノが入る。最後の関係依存とは、恋愛依存だとか、共...

むちゃ食い障害とは、気持ち悪くなるまで食べ続けるという摂食障害だ。摂食障害(せっしょくしょうがい)というのは、食事の摂り方に関する障害で、一般によく知られているのは、食べずにガリガリに痩せている拒食症と、大食いしたあと吐き戻したりする過食症だ。過食と拒食を繰り返す場合もあるし、リストカットなどの危険なことをする場合もある。拒食症と過食症は、両方とも、ガリガリに痩せていることが多く、「自分は太ってる...

ストレス誘導性過食とは、ストレスによって起こる過食だ。普段あまり食べない人が、大食したり過食する原因は、たいていストレスだ。疲れていればいるほど、なぜか腹が減って、たくさん食べる。疲れ切っているのに、何か食べたくなると言うのは、考えてみたら矛盾したような話だが、実際そうなんだからどうしようもない。そしてストレスで疲れているとき、実際、脳の快感回路の反応は鈍く、ドーパミンの分泌量も少ない。そのため、...