摂食障害とは、食事の摂り方の障害
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むちゃ食い障害とは、気持ち悪くなるまで食べ続けるという摂食障害だ。
摂食障害(せっしょくしょうがい)というのは、食事の摂り方に関する障害で、一般によく知られているのは、食べずにガリガリに痩せている拒食症と、大食いしたあと吐き戻したりする過食症だ。
過食と拒食を繰り返す場合もあるし、リストカットなどの危険なことをする場合もある。
拒食症と過食症は、両方とも、ガリガリに痩せていることが多く、「自分は太ってる」と思い込んでいる。
そのため拒食症の人は、極力食べずに過ごそうとするし、過食症の人は、食べたモノを吐き戻したり、下剤を乱用して栄養が身につかないようにする。
この一般的な過食症のことは、「神経性大食症」と呼ぶ。
一方、大食いはするし、大食いに罪悪感を抱いているが、太る事は気にしていないタイプが、「むちゃ食い障害」だ。
むちゃ食い障害は、毎食毎食、食べる量が多い大食漢とも違って、週2回くらい、もの凄い食欲で、むちゃ食いをしているタイプだ。
本人的には、むちゃ食いすることは、良くないことだと思っており、そのため、むちゃ食いをするたびに、罪悪感を抱く。
でもやはり止められないんだよね。
むちゃ食い障害の目安とは
摂食障害には、大食いと拒食がある。
大食いとはその名の通り、平均的な人の食事量より、はるかにたくさん食べることだ。
拒食とは食べることを拒むことで、殆ど食べることをせず、ガリガリに痩せている事が多い。
大食いと拒食を交互に繰り返すパターンもあって、なかなか大変だ。
また大食いにも2通りあって、たくさん食べたことを悔やみ、太らないように無理矢理吐いたり、下剤を乱用する「過食症」と、ただ食欲を止められないタイプがある。
この大食いに罪悪感はあるが、太っていることには気にしていないのが「むちゃ食い障害」ってことになる。
むちゃ食い障害の目安は、他の同世代の同じ体格の人と比べて、
- 異常にたくさん食べてしまう。
- もの凄く早く食べてしまう
- 腹がいっぱいでも、気持ちが悪くなるまで食べる
- 腹が減っていないのに大量の食物を食べる
- 自分の食べ方が恥ずかしいので1人で食べる
- 過食した後、抑うつ的になったり、強い罪悪感を持つ
こういうことが週に2日以上、半年以上続いている場合、依存症になっていると判定される。
ただし過食症のように、食べたあと、吐き戻したり、下剤を乱用したり、断食したり、激しい運動をしたりして、痩せようと努力しないことが特徴だ。