利益確定したあと、なぜ大損してしまうのか
更新日:
デイトレ依存症になると、投資資金が減っていく。
デカい損切りをした記憶も無いのに、気づいたら資金がどんどん減って、追加の資金を振り込んでいる。
しかも大きな利確をしたというのに、なぜかいつの間にか含み損が膨らみ、なぜか追加資金を入れている。
こういうことは、何十回も経験した。
しかし一体なぜこんなことになるのか、なかなか分からなかった。
というのも大負けする少し前には、大きな利確をしていたりするからだ。
大勝ちしたあと、なぜか大損してしまうのだ。
たとえば先週、50万円利確したというのに、今週はなぜか50万円も凹んでいると言う風に。
しかし先週利確した金が、一体どこへ消えてしまったのか、考えてみてもよく分からない。
そんなに大損した記憶が無いので、頭の中にはてなマークが浮かぶ。
しかし依存症のことを知るにつれて、何となくその理由が分かってきた。
というのもデイトレ依存症になると、デイトレをすること自体に興奮するので、無用の売買をして損してしまうのだ。
で、一番興奮しているのが、大きな利確をした後だということらしい。
大きな利確をした後は、興奮しているので、その興奮のまま、危ない銘柄を買い建てて、それが失敗してしまうらしい。
その失敗が何回か連続して、大きな損失になってしまうらしい。
利確したら、一回休みたいが
プロのトレーダーは、利確したら、一回トレードから離れて休むという。
プロのトレーダーは、一週間単位で売買を考え、週末が近づくと、ポジションを整理する。
次週に持ち越す銘柄と、利確・損切りして手放す銘柄を分け、処分する銘柄は売ったり埋めたりする。
疲れるとミスが出やすいと言うのは、経験則で分かっているので、木曜日・金曜日にポジション整理して、週末は休養に充てるらしい。
ところがデイトレ依存症になっていると、休むと言うことが、できなくなってしまう。
デイトレすること自体が楽しいので、損益など関係なく売買してしまうのだ。
だから利確して投資余力ができると、我慢出来ずに、また買いに入る。
それは週末だろうが、連休前であろうが、年末だろうが同じで、大引けまで売買してしまう。
しかも興奮した状態で買うので、冷静な判断ができずに高値づかみする。
というのもデイトレで利確するときと言うのは、急いで利確することが多い。
株価が上がっている間は、利益を伸ばすために、我慢して持ち続ける事が多く、株価が大きく下がり始めたときに利確する。
そういうときはたいてい5%とか10%の大幅下落・暴落になっているので、慌てて利確すると言うことになるからだ。
そんなバタバタした利確のあとに、迂闊に買いに入るもんだから、失敗するのも当然だ。
しかも大きな利確をした後だから、投資余力が大きく増えている。
そのため、利確する前より、たくさんの銘柄や、たくさんの株数で、株の売買ができるようになる。
依存症に陥っている場合は、余力を残さず売買してしまうので、失敗すると損害が利確前より、かなりデカくなってしまう。
そして失敗が失敗を呼ぶのは、お決まりのパターンだから、少額な損切りが続いた結果、数十万のマイナスとなってしまうらしい。