大幅上昇を予感させる5分足チャート
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デイトレをしていると、「上がりそうな銘柄」が見つかることがある。
騰がりそうな銘柄というのは、どこかで急に需給バランスが崩れ、買い優勢になって急騰する銘柄のことだ。
たとえば5分足チャートで、長目の陽線が出てるのに、ヨコ張っている場合。
買いが続いて長目の陽線が出た後、そのあとジワジワ下がる。
また30分くらいすると買いが入って陽線が出て、またジワジワ下がる。
大きな買いが入るモノの、すぐにそれが衰えて株価が下がるを何度か繰り返す。
こういう場合、どこかで買いが続きだし、上に噴き上がることがよくある。
たとえばこういう感じ。
大幅上昇を予感させる5分足チャートの例
この銘柄の場合、あまり激しい売買はないのだが、お金持ちが少し買い上がって陽線が出た後、小口の個人が売りを出して株価が下がるを繰り返していた。
大口が買って個人が売るというのは、よくある急騰パターンだ。
大口投資家が買って、個人の零細投資家が売る。
このパターンは株価が急騰する時によく見られるパターンだ。
このチャートで、買ったのが大口か小口か、なぜ分かるんだ?と思うかも知れない。
がそれは、チャートではなく「歩み値」で分かる。
歩み値を最初から見返してみると、買い側は3,000株とか5,000株ずつ買い上がっていた。
また売り板の厚いところを、ズバッと買い上がっていた形跡があった。
一方、陰線の部分では、500株とか1,000株くらいの単位の売買になっていて、大口が買い上がったあとに出た薄い買い板を下に売り下がっていた事が分かった。
こういう場合、買い上がった大口は、すぐには売ってこない。
なぜなら持ってる株数が多いので、買い板が厚くならないと売れないからだ。
5万株買ったなら、その平均買値より高いところで5万株を買ってくれる人が出てこないと、利益にならない。
なので株価が上がって、そこで買い板が十分厚くなるまでは、売ってこない。
そうして、10時半が近付くにつれて、買いの力の方が強くなってきた。
大幅上昇を予感させる5分足チャートの例その2
大口が買って、個人が売るというパターンでは、どこかで売りの力が衰える。
そうすると売買の力関係が一気に買い側に傾くので、株価がそこで一段階上がる。
上のチャートでは、10時半過ぎから買い優勢になって、今まで660円の下で売買されていたのが、660円の上で売買されるようになっている。
いわゆる「高値ブレイク」というやつだが、こういう風に揉み合いながらも上に上がる時は、大きく上がるケースが多い。
ではここで買った大口は、一体いくらくらいになったら売りに転じて利確してくるのか?
それが次の焦点となる。