塩分、糖分、油、そして炭水化物
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依存症になりやすい物質は、タバコや酒などいろいろある。
ただし依存症になりやすい物質でも、依存症になりやすいかどうかは、手に入りやすさや、使用頻度による。
たとえばタバコは大人であれば買えるし、売っている場所も多いから手に入りやすい。
またタバコに含まれるのニコチンは、体内ですぐに分解されて、約30分で血中濃度が半分になるので、次から次へと吸いたくなってしまう。
なのでタバコを吸い始めると、7割以上の人がニコチン依存症になるという。
手に入りやすいし、一日に何本も吸うからね。
となると、手に入りやすくて、毎日のように食べる「食品」は、依存症になる条件を備えていることになる。
たとえば砂糖をたくさん使った食べ物や甘味料がたくさん入った甘い飲み物は、脳のVTAを刺激して、ドーパミンを放出させる。
ドーパミンが出ると元気が出る感じがするので、不安や痛みやイライラが和らぎ、心が落ち着く。
なので甘い食べ物や飲み物が、いくらでも手に入るような環境にいると、不安や痛みやイライラがある人は、甘いモノを際限なく食べてしまい、依存症に陥ってしまう。
となるとこれは、他の調味料や成分にも、同様の事が依存性があるのかも知れない。
そこで2015年前後から言われ始めたのが、「食品依存」とか「依存性食品」というものだ。
依存性食品、止められない食べ物ランキング
何かのキッカケで、何かを無性に食べたくなることはよくある。
カレーが食べたい、牛丼が食べたい、天ぷらが食べたい、ラーメンが食べたい、餃子が食べたい、、ピザが食べたい、、、こういう風に、特定の食べ物の事で、頭がいっぱいになるのは、依存症の兆候の一つだ。
もちろん、依存症と診断するには、さらに条件が揃わなければならないが、その一歩か二歩手前くらいなのは確かだろう。
問題は、一体何に惹かれて、その食品を食べたくなっているのかだ。
思いつくまま挙げてみるに、塩分・糖分・油・醤油・炭水化物、、素材で言えば、米、小麦、トウモロコシ、牛肉、豚肉、鶏肉、、、また小麦に含まれるタンパク質の「グルテン」にも、依存性があるんじゃないかと疑われている。
食品依存は未だ依存症としては扱われていないので、詳しくは分からない。
しかし、とあるアメリカの学者が調べた食品依存度ランキングによると、次のような順位になったという。
依存性のある食品ランキング
- ピザ
- チョコレート
- ポテトチップス
- クッキー
- アイスクリーム
- フライドポテト(フレンチフライ)
- チーズバーガー
- 甘い炭酸飲料・清涼飲料水
- ケーキ
- チーズ
- ベーコン
- フライドチキン
- ロールパン
- バター・ポップコーン
- シリアル
- グミ
- ステーキ
- マフィン
- ナッツ
- 卵
- 鶏むね肉
- プレッツェル
- クラッカー
- 水
- グラノラバー
- いちご
- ゆでトウモロコシ
- サーモン
- バナナ
- ブロッコリー
- 玄米
- りんご
- 豆
- 人参
- キュウリ
一方、下位にある食品は、素材そのもので、あまり濃い味のモノは無いね。