オキシトシンは、人に対する警戒心を無くす

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デイトレ依存症から脱出するための、ストレス軽減の様々な方法。

 

次はオキシトシンだ。

 

オキシトシンとは、視床下部で作られる神経伝達物質・ホルモンだ。

 

家族や恋人、友人や職場仲間と良好な関係が築けているときに、多く分泌されているホルモンで、信頼ホルモンとか抱擁ホルモンとか、様々な名称で呼ばれている。

 

家族と一緒に暮らしている高齢者と、一人暮らしの高齢者では、平均余命が数年も違うというが、この原因と考えられているのも、このオキシトシンという物質だという。

 

実際、オキシトシンは、対人関係に効くホルモンで、他人と触れあいやすくする働きがあって、周囲の人間から来る不安や対人関係ストレスを軽減する。

 

たとえばグループ投資を行う実験で、合成したオキシトシンを点鼻薬として鼻から吸引させてみた群と、プラシーボの対照群を比較した実験がある。

 

そうすると、オキシトシン群の人は、初めて会った人の情報を信じやすくなり、裏切られても良いと感じていたという。

 

さらに裏切られていたことが分かったあとも、もう一度オキシトシンを吸引させてみると、また裏切られた相手を信じてしまったという。

 

他人に対する警戒心を下げさせて、金銭も出させてしまうと言うのだから、なんか凄いホルモンだな。

 

人に対する警戒感が薄らぐのであれば、殻に籠もってしまう自閉症やアスペルガー症候群患者にも、有効なのではないかと、様々な実験も行われている。

 


オキシトシンを増やすには、まずタンパク質。

デイトレで損しないためには、日常のストレスを減らして、冷静な判断をすることが重要だ。

 

そのためには日々のストレスを、いかに早く解消するかにかかっている。

 

その一つの鍵となるのが、オキシトシンというホルモンだ。

 

オキシトシンとは、対人関係のストレスを一掃し、脳の疲れを一気に取るホルモンだ。

 

依存症発症のキッカケが、対人関係のストレスや不安であれば、オキシトシンを増やすことで、多少なりとも改善が期待出来るかも。

 

オキシトシンは、他の人とのスキンシップなどで放出されるホルモンだが、テレビや映画などで感動したり、犬などのペットを優しくなでたりするときも、オキシトシンが出やすい状況らしい。

 

一番たくさん出るのは異性との接触で、絶頂に達したときに大量に放出される。

 

このオキシトシンは、ドーパミンなどの、興奮性ホルモンを抑えて、心を安定化させるタイプのホルモンだ。

 

心を安定させるのは「セロトニン」だが、オキシトシンはセロトニンの分泌も促し、ドーパミンとセロトニンの調整をするという。

 

このオキシトシンは、次のアミノ酸からできているため、まずタンパク質をたくさん摂ることがオキシトシンを増やす重要な要件だ。

 

オキシトシンの材料となるアミノ酸
システイン、チロシン、イソロイシン、グルタミン、アスパラギン、プロリン、ロイシン、グリシン

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