株で儲からないのは、依存症のせいだった
株で大損するのはなぜだろう。
株で損ばかり増えるのはなぜだろう。
それなりに大きな利益も上げているのに、なぜかその何倍も損してしまう。
これは一体どういうことなのか?
株式投資を始めた頃は、おっかなびっくりで株を買ったり売ったりしていた。
扱う銘柄も、よく知られた大企業ばかりで、大きく動いても、一日5%くらいしか変動しないような銘柄ばかり。
こういう値動きのゆっくりした銘柄を買っていた頃は、実はそんなに大きな損はしなかった。
100万円くらいの投資資金で、半年で20万円くらいの損くらいで済んだ。
ところがデイトレを始めて、値動きが激しい銘柄ばかりを追いかけ始めると、損が損を呼ぶ展開になって、毎年百万円単位の損、、、
株につぎ込む金が次から次へと、株式市場に吸い込まれる一方。
これって一体どういうことなんだろう?
その一つの原因は、株のトレード技術が稚拙だったことだ。
株価の動きがよく分からず、買うべき時に買えず、売るべき時に売れない。
ヒドいときには、売るべき時に買い、買うべき時に売ってしまう有様。
これでは株で儲かるはずも無いね。
もう一つは、株トレード依存症だ。
株式投資をやってないと、落ち着かなくなってしまい、ムダに損を積み重ねてしまうのだ。
投資余力を全部使わないと落ち着かず、ついつい余分な売買をしてしまう。
その余分な売買がキッカケで、大きな損につながったりする。
せっかく20~30万円の利益を確定したというのに、すぐにそれを全部吐き出すようなことが、頻繁に起こってしまう。
これが株依存症であり、デイトレ依存症の怖いところだ。
株で損する原因の「依存症」とは何か
株式投資で損する原因の一つは、依存症だった。
株依存症・デイトレ依存症になって、株の売買をしていないと落ち着かない。
その結果、ダメ株をばかり掴んで損切りする回数が増え、せっかく儲けた利益を台無しにして、さらに損を拡大してしまうのだ。
ではこの依存症とは、一体どういう物なのか。
依存症を簡単に言うと、特定のことにハマってしまって、それをやっていないと落ち着かなくなってしまう状態だ。
たとえば毎日、アルコールを飲まないとやってられないのがアルコール依存症。
パチンコをやっていないと、イライラするのがパチンコ依存症。
恋愛していないと落ち着かないのが、恋愛依存症だ。
依存症になる対象というのは、基本的に趣味・嗜好(食べ物の好み)あるいは習慣やクセといったものなのだが、これが度を超してしまう。
そして利益よりもマイナスの方が大きくなると、「依存症」として病気扱いになる。
では、趣味や習慣と、依存症という病気の何が違うのか。
この当たりの境界線は難しいのだが、「やめようと思っても、やめられない」のが依存症という状態らしい。
依存症とは「一日も離れることができない」状態で、ないと禁断症状が出るような状態って事らしい。
そして依存症には、大きく分けて、3つのタイプがある。
それが次の三つだ。
依存症の3つのタイプ
- 物質依存…アルコールやタバコ、薬やカフェイン、砂糖や甘いもの、炭水化物
- 行為依存…パチンコ、ギャンブル、ケータイ、ネット、ゲーム、買い物、食事、占い、ペットなど
- 関係依存…恋愛、家庭内暴力、児童虐待