下値が堅い銘柄を選べ
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株で勝つには、これから騰がる株を買うこと。
そのためには、押し目狙いが最適だ。
というのも、すでに大きく騰がっている株は、売りたい人がドンドン増えていくので、いつ下落に転じるかもしれない。
多くの人は、目の前の僅かな利益に飛びつくし、含み益がどんどん目減りしていくのに耐えられない。
なので株価が下がり始めたら売り注文が殺到する。
さっきまであんなに強かった銘柄が、その面影もないくらい大幅下落して値を消す。
右肩上がりで上がっているからと、安心して株を持ち続けていたら、あっと言う間に含み益がゼロになって、さらに含み損がみるみる増えていく。
デイトレを毎日しておれば、こういう経験はよく目にすることになるだろう。
右肩上がりだと安心していたが、トレンドが変わってしまった5分足チャートの例
こういう状態の株は意外にハイリスク・ローリターンで、収支は結局マイナスになりやすい。
右肩上がりになってる段階で、すでにもう十分株価が上がっていて、高値づかみになってるのだ。
ところが不思議なことに、右肩上がりのチャートだと、高値づかみしたという意識がない。
そのため、下落が始まっても対応が遅れ、マイナスを計上してしまう羽目になるのだ。
成功確率が高い買い方とは?
それよりも、前日比わずかにプラスだとか、前日比マイナスで推移している銘柄の方が、下値が堅く、確実性が高い。
特に歩み値に万株単位の買いがチラホラ入っている銘柄は、狙い目だ。
こういう場合、午前11時過ぎから後場あたりに掛けて、突然買いが殺到して株価が急騰することがある。
こんな感じだ。
マイナス圏ヨコヨコから、突然噴き上がった5分足チャートの例 ラオックス(8202、2019/03/20)
この日は、前場から400円を挟んで売りと買いが交錯していたのだが、後場に入ると少しずつ買いが優勢になって、さらに13時に一件IRがでて、そこから40円急騰した。
3日前に360円から400円まで10%上昇して、既に動意付いていた銘柄だが、そのあとの2日は400円前後で揉み合う展開が続いていた。
そのため、売りたい人はかなりが手仕舞っただろうし、下値もだんだん固まってきていた。
歩み値を見ると、もみあい2日間を経て、節目の400円を割るような大きな売り注文は出なくなり、あとは大口さん達が買い上がるのを待つだけといった雰囲気。
こういうときは、新しい材料がでなくても、10円くらいは上がって終わることが多い。
期待されていないのであれば、400円を割った後390円、380円と下値を切り下げていくが、まだなにか思惑があって期待されている証拠なので、大口さんはチョコチョコ買ってくることが多いし。
あとで日足チャートを見ると、酒田五法の「上げ三法」になっていて、これはなかなか良い感じになっていた。
上げ三法 (N字上昇)になっている日足チャートの例 ラオックス(8202、2019/03/20)
上げ三法は、上昇トレンド続行のサインで、まだ上を目指す形だし、この日以降、ギャップダウンからヨコヨコ状態であれば、プラテン狙いが出来そうな感じ。
因みに酒田五法については、またこの後で取り上げることにする。