夏枯れ相場 7月下旬から休みにした方が良いかも
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夏枯れ相場(なつがれそうば)とは、7月下旬からお盆明けまで続く、相場が低迷する期間のことだ。
夏枯れ相場の期間は、売買の参加者が減るため、株価も上がりにくい。
東証一部の売買代金が、活況の目安である2兆円を割るのは当たり前で、株価が低迷している年などは1兆円割れになる日も多い。
もちろん海外の投資家にとって、日本のお盆休みなんて関係ない。
だから大企業の銘柄は、それなりに売買されているのだが、国内の個人投資家メインの新興株や低位株は酷い。
普段なら大崩れしないような人気銘柄も、夏休みで買い手がいないためにズルズルと下げていく。
私のような零細投資家が、100株200株と買い上がっても、1万株くらいドカンと売りが出てきて株価が押しさげられるような展開が続く。
夏枯れ相場は、ホントに溜め息ばかりの閑散相場だ。
夏枯れの閑散相場は、カラ売り天国
さらに閑散相場を良い事に、カラ売り専門のトレーダーが跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)する。
相場が閑散としていると、株価が好材料で噴き上がっても、高値を維持できずに売り潰されてしまうわけだ。
元気なのは、本当に数銘柄で、あとはもう見るも無惨な惨憺たる有様。
仕手筋も大口さんも夏はやる気が無いようで、7月下旬に入ると途端に急騰株も元気がなくなる。
新宿のテルマー湯開業で盛り上がったエコナックホールディングスも、ポケモンGOで沸き返ったサノヤスも、どちらも7月中旬に株価のピークをつけて、そのあとはもうダラダラ下がる一方だった。
株価は需給バランスで決まるから、高値を買い上がる連中が夏休みにはいると、もはや急騰すらしないのだ。
エコナックの日足チャート 2015年夏
7月21日にピークをつけた後は、ダラダラ下がる一方。
そういうわけだから、夏枯れ相場入りしたら、ジタバタせずに手仕舞って、株トレードは休みにした方が良い。
何せホントに、動かないからねえ。