利確ポイントは、移動平均線とロウソク足で決める
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押し目狙いデイトレでは、移動平均線とロウソク足で買いと売りを決める。
デイトレの場合、デフォルト設定の移動平均線では役に立たない。
デフォルト設定はデイトレ用になっていないので、3本・8本・21本というセットに変更する。
そうすると、デイトレでも日足と同じような感じで売買が出来る。
売買のポイントは、個人的には相場師朗(あいばしろう)さんの方法が良いと思う。
相場師朗さんは、「うねり取り」やショットガン投資法などの教材を出されているし、以前はラジオNIKKEIで番組を持っておられた。
そのときに売買ポイントとしておっしゃっていたのが、移動平均線の向きとロウソク足の位置だ。
それを参考にすると、利確ポイントは次のような感じになる。
テクニカル分析での「売り」ポイント
- 短期移動平均線と中期移動平均線が右肩下がりかフラット
- ロウソク足が移動平均線を、陰線で跨ぐ(またぐ)
この売りポイントの要点は、ロウソク足が、移動平均線を上から下に抜けるというところだ。
ロウソク足が陰線だと、移動平均線も遅れて下がってくるので、デッドクロスを見てから動くよりも早く動ける。
チャートとロウソク足で利確ポイントを考える。
次の五分足チャートの例で、10時過ぎにエントリー(270円前後)したとしたとして、売りポイントを考えよう。
一番妥当な利確ポイントはどこかを考える場合、「どこまで粘るか」がポイントになる。
テクニカル分析では、三本の移動平均線が上向きの場合、「相場続行」と見てキープなので、11時過ぎまでは続行になる。
最初の利確ポイントとしては、前引け直前の大陰線の部分だ。
株価が十分に高値圏に居る場合は、前引け前の大陰線は重要な利確ポイントになる。
因みにこのタイミングで利確すると、利幅は10円だね。
ただし緑色の中期線はまだ上を向いているので、ここはスルーしても良い。
中期線の方向で利確を決断する
テクニカルに売りポイントを決める場合、中期線を中心に見るという方法もある。
つまり、緑色の移動平均線がフラットか右下がりになるまで、利確を粘るという方法だ。
それで行くと、13時過ぎが利確ポイントになる。
ただしさっきの相場さん式の売りポイントだと、もう少し前になる。
13時前に大陰線が2本出て、赤い移動平均線と緑色の移動平均線を上から下に跨いでいる。
赤い移動平均線の下にロウソク足が潜り込むと、3本線なのですぐに移動平均線は下向く。
さらに緑色の移動平均線は8本線だから、10分もするとフラットになることも前もって分かる。
このタイミングで利確すると、利幅は「15円-20円」くらいになるね。
長期線で利確を決める。
最後は白い長期線(21本線)を中心に利確ポイントを決める場合。
この場合、赤線がピークになり、緑線がピークになった後だ。
こういう場合、デイトレでは良くてヨコヨコ、悪くてドスンと言う風に動く。
なのでもうすぐに利確すべきポイントと言うことになる。
ここで利確すると、利幅は10円だから、実は前引け前に利確した場合と同じだね。