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節分天井、彼岸底

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節分天井、彼岸底」(せつぶんてんじょう・ひがんぞこ)は、よく知られた株のアノマリーの一つだ。

 

節分は豆まきをする2月3日の頃で、彼岸とは3月20日頃になる。

 

このアノマリーは、「2月初めの株価は高めで、彼岸の頃の株価は安い」ということになる。

 

2月初めの株価がなぜ高いのかは良く分からないが、彼岸底は理由がいろいろ言われている。

 

まず日本の大企業は、3月末決算のところが多くて、決算が悪い企業は、保有株を売却して帳尻を合わせたりする。

 

国内の投資ファンドも3月末締めだと、配当金のために持ち株を売却して現金化する動きが出る。

 

2月中旬から3月末くらいまで、株を買う勢力が売りに回るわけだから、株価は上がりにくくなる。

 

ただこの節分天井彼岸底のアノマリー、毎年そうなるとは限らない

 

というのも日本の株価の鍵は、海外投資家が握っているからだ。


 

日経平均株価は、海外投資家の売買によって上がったり下がったりする。

 

5兆円くらい海外の投資家が日本株を買えば、日経平均は2,000円くらい上がるし、逆に5兆円くらい売り越せば、2,000円くらい株価は下がる。

 

海外投資家の懐事情は、年によって様々なので、年初から2月にかけて日本株を買うかどうかは分からない。

 

たとえば原油価格が低迷している年は、アラブの産油国が保有株を売って現金化する動きがでるため、2月でも株価は低迷しやすい。

 

逆に原油高になっているときは、余剰資金を先進国に投資する動きが出るため、年初に買いが入りやすかったりする。

 

こういった事情は世界情勢によって毎年変わってくるから、節分天井(節分の時期に株価が高くなる)のアノマリーは、かなり微妙に思う。

 

個人的な経験則から言っても、1~3月期は、あまり儲かった記憶も無いし。

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