水曜日は逆日歩3倍デー、大幅続伸新興株は要注意

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デイトレを毎日やっていると、水曜日に新興株や低位株が、大きく動くことが多い

 

大きく動くと言っても、たいていは大暴落なんだけど。

 

日経平均株価が堅調なのに、なぜか一部の新興株だけ大幅下落。

 

調べて見ても、下げ材料なんかない。

 

というか、月曜日まで堅調に上がり続けていた銘柄が、ドカーンと下がってしまっていたりする。

 

高値で寄った後、しばらくして大きな売りが連続して、マイナスに突き落とされる。

 

ストップ高まで上昇した後、売り注文が殺到してマイ転。

 

酷いときにはストップ安まで押しさげられたりする。

 

特にカラ売りが積み上がっていて、売り禁がでている銘柄は、極端な動きをすることが多い。

 

水曜日によく見る、寄り高パターンの5分足チャート

火曜日によく見る、寄り高パターンの5分足チャート

 

この一つの原因として考えられるのが、逆日歩(ぎゃくひぶ)だ。

 

貸株不足で、逆日歩が最高料率・上限一杯まで適用されているような銘柄の場合、水曜日は逆日歩3倍デーになっている。

 

水曜日にカラ売りを手仕舞わないと、逆日歩3日分を支払わなくてはならないのだ。

 

株取引 受渡日とは?

 

火曜日から水曜日に、たった一晩、カラ売りを持ち越すだけで、なぜ3日分も支払うのか?というと、株は当日を含めた4営業日後(T+2日)に受け渡しを行うという決まりになっているからだ。

 

因みに、2019年7月中旬までは、受渡日は4営業日後(T+3日)だったので、火曜日が逆日歩3倍デーだったので、火曜日に新興株が売られることが多かった。


 

株の正式な受け渡しは4営業日後と言うことになるので、水曜日に注文を出して約定(やくじょう)したら、その正式な取引は、金曜日と言うことになる。

 

そして木曜日に約定した取引は、正式には翌週の月曜日に行われることになる。

 

逆日歩は休日も関係無しに加算されるので、金曜日の夜・土曜日の夜・日曜日の夜で、3晩分になる。

 

そのため、水曜日から木曜日までカラ売りを持ち越すと、逆日歩は3日分支払わねばならないわけだ。

 

そうなると、カラ売りに逆日歩が付いて踏み上げを喰らっているトレーダーは、水曜日に手仕舞わないと、もしかするととんでもない逆日歩を払わされるかも知れない。

 

そこで涙をのんで高値で株を買い戻すか、リスクヘッジのために同数だけ買い建てをする。

 

もちろんやせ我慢してカラ売りだけ握りしめている人もいるだろうが、長くトレードを続けている人なら、当然何らかの対策をする。

 

カラ売りの踏み上げ 最終段階

 

新興株や低位株には、カラ売り専門のトレーダーやカラ売りマニアが棲みついていることが多い。

 

というのも人気の無い銘柄が急騰すると、格好のカラ売りチャンスだということらしい。

 

あまりファンが付いていない銘柄は、多少下げても買おうという人があまり出てこないので、カラ売りし放題。

 

そんな不人気銘柄に材料がでて1割2割くらい上昇しても、そのうちまた元の株価水準に戻る事が多いしね。

 

そういうカラ売り専門のトレーダーが踏み上げられていて、逆日歩10倍適用になっていると、逆日歩3日分が課せられる水曜日から木曜日に株を持ち越すのはリスキーすぎる。

 

その結果、他の曜日よりも多く株の買い戻しやリスクヘッジの買い建てが入って、寄りつきからは株価が上昇する。

 

ただ、しばらくヨコヨコになった後、どこかで急に売りが優勢になって、株価がドーンと押しさげられる。

 

これは、カラ売りの買い戻しを狙って、ファンドや仕手筋が利確売りをぶつけてくるからということらしい。

 

カラ売りをノシノシと踏み上げておいて、高値で株を買い戻させて、そこで踏み上げ終了ってことらしい。

 

もちろん、逆日歩が付いていない銘柄も、新興株や低位株は、水曜日に大きく下げる事は多い。

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