イナゴタワーと右肩上がりの株、どこで利確する
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デイトレの場合、イナゴタワーになるか、右肩上がりになるか、どちらになるかが非常に難しい。
何か新しい材料が出た場合、突発的に買いが入って噴き上がるが、そこで大きな売りが出てタワーが建つ。
こういう商状に出くわした場合、どこで離脱すべきなのか。
デイトレでなければ、翌日に持ち越すという選択肢もあるが、その日のうちに手仕舞いするというルールのデイトレでは、そういうこともできない。
はてさて、どこで判断すべきなのか。
イナゴタワー 噴き上がった5分足チャートの例
これは10時きっかりに、ニュースリリースがあって、それで噴き上がったパターン。
この銘柄の場合、赤い移動平均線がピークを打って、次に緑色の移動平均線もピークを打っているので、そのあたりで利確して離脱すべきだろう。
株価の利幅としては、噴き上がった分の半分くらいのところで離脱なので、まあまあと言うところか。
ロウソク足が移動平均線の下に潜り込んでいる時点で、緑色の移動平均線(8本線)も下がってくるのは分かっているので、デッドクロスのポイントで利確すべきだろう。
5分足チャートで利確ポイントを探す
これは大塚家具の「和解」のニュースが出た日の5分足チャート。
このチャートの場合、売りたい大口が居るようなので、歩み値も参考にして利確ポイントを決めるべきだろう。
ロウソク足が緑色の移動平均線の上にある以上は、右肩上がりなので、ロウソク足が緑色の移動平均線を大きく割り始めるまでは、キープで良いと思う。
最初の五分足チャートの例では、赤と緑のデッドクロスが出来ていたが、こちらのチャートでは14時台までデッドクロスになってないのが、材料の強さを表している。
材料が強い場合、緑色の中期線と白い長期線の間隔が詰まるまで、利確を先延ばしにするというのも言ってかも知れない。
金銭的な余裕があるなら、白い長期線を「底値ポイント」として考えて、白線にロウソク足が接触するまで、我慢すると言う手もある。
もちろん、緑色の移動平均線がフラットになってきたら、カラ売り師達がカラ売りを仕掛けてくる危険性もあるので、さっさと離脱すべきだと思うが。