買いの単位が増えていくと有望
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歩み値を見て押し目狙いする方法のつづき。
押し目狙いや、プラテン狙いをする場合、大口さんや仕手筋の買いがあるかどうかが重要だ。
いくら有望な銘柄でも、大口が買いに来ないようでは、株価は大きく上がらない。
株はどこまで行っても需給で、高値を買い上がってくれる人が居ないと株価は上がらないのだ。
なのでマイナス圏でウロウロしていても、大口さんが興味を持っているかどうかで、期待度が変わる。
そして大口さんの買いがあるかどうかは、歩み値を見ると分かる。
たくさん並んでいる歩み値の株数が、他とは違って大きくなっているのが大口さんの売買だ。
歩値で、大口さんの買いを確かめる ショクブンの例1
これは突然動意付いた翌日のショクブン(9969)の歩値だ。
前日の終値が249円だったので、10時前時点では20円前後のマイナスで推移していた。
しかし歩み値を見ると、230円前後で大きめの買いが入っていた。
これはいけるかもと思って見ていたが、「下落途中の上げはダマシ」という株の格言もあるから、自重していた。
歩値で、大口さんの買いを確かめる ショクブンの例2
ところが午前10時を過ぎても、万株くらいの買いが入って、しかも買いの株数が増えてきた。
これはプラテン期待で乗っかるしかないか。
思惑は良く分からなくても良い
歩み値 その3
さらに買いが入って、とうとうプラテン!
歩み値 その4
大口が潜んでいる株の5分足チャート ショクブンの例(平成31年4月2日(火))
この銘柄の場合、何の思惑で大口が買い上がっているのかは定かではなかった。
ただとある情報によると、カラ売りを誘って踏み上げるのが大きな狙いだったらしい。
デイトレーダーにとって、思惑が何かは実はどうでも良くて、大口が関心を持っていればそれで良い。