炭水化物の取り過ぎは糖尿病になる?

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物質が関係する依存症と、関係しない依存症。

 

その中間にあるのが、食事が関係する依存症だ。

 

そして近年明らかになってきたのが、甘いものや、炭水化物の依存症だ。

 

糖質依存症だとか、炭水化物依存症ってことだね。

 

糖質や炭水化物の依存症が、なぜ今、注目されているかというと、糖質や炭水化物の取り過ぎが、老化や糖尿病の原因になるからだ。

 

我々人間は、炭水化物を食べると、ブドウ糖や果糖という物質に分解して、体内に吸収して使う。

 

このブドウ糖や果糖は、エネルギー源として使われるのだが、困ったことに体内のタンパク質と結びつきやすい。

 

毛細血管を形作るのは、コラーゲンというタンパク質なのだが、ブドウ糖がコラーゲンと結びついて、毛細血管を硬くして、脆くしてしまうのだ。

 

これを「糖化」と呼ぶのだが、糖化が進むと肌がデコボコになったり、毛細血管が集まっている臓器が壊れる。

 

人間の肌はコラーゲンタンパクでできているが、糖分と肌のコラーゲンが結びつくと、弾力が無くなってシワが目立つようになる。

 

骨もコラーゲンが形を作っているため、糖化されると骨が脆くなって、折れやすくなる。

 

これがつまり「老化」ってことだ。

 

また目の毛細血管が冒されると、糖尿病性網膜症、腎臓の毛細血管に取り付けば、糖尿病性腎症、神経に取り付けば、糖尿病性神経障害になり、治療が遅れると、手足を切断する羽目になる。

 

糖質依存、炭水化物依存になると、これらがどんどん進むからえらいことだ。

 


炭水化物の必要量は1日130グラム?

糖質や炭水化物をたくさん食べると、血糖値が上がって糖化が進む。

 

糖化とは、炭水化物からできたブドウ糖という糖分が、毛細血管のコラーゲン結びつくことだ。

 

糖化によって目や腎臓や末梢神経が冒され、失明したり、人工透析が必要になったり、指や足を切断する羽目になったりする。

 

血糖値が上がったまま下がらないのが糖尿病という病気なのだが、糖尿病になるとこうして、体中の血管が糖化して壊れていく。

 

肌や骨もコラーゲンでできているため、シワが増えたり、骨が折れやすくなる。

 

これらの原因は、糖分や糖質、炭水化物などの取り過ぎにあるので、可能な限り糖分や糖質は控えたい。

 

というのも甘いものや炭水化物って、実は食べなくても大丈夫な栄養素で、食べるとしても1日130グラムしか必要無い。

 

さらに我々の心臓や筋肉は、脂肪で動いているので、炭水化物はさらに減らせる。

 

人間の脳も、ブドウ糖がなくても脂肪から作られるケトン体で動くので、1日130グラムでも多いくらいだ。

 

ブドウ糖が必要なのは、目の細胞や、血液中の赤血球くらいなので、野菜などから取れる炭水化物、1日20グラムもあれば十分なのだ。

 

ところが炭水化物を我慢するのは、意外に難しいんだよね。

 

糖質制限ダイエットなんてモノがあるが、どうしても炭水化物が食べたくなってくる。

 

ではなぜ我々が糖分や糖質、炭水化物などを取り過ぎるのか、その謎はなかなか解けなかった。

 

ところが90年代から、半導体技術が進み、センサーやコンピューター技術が進んだことで、生きている人間の脳内の血流の様子を、CG化して観察出来るようになった。

 

これによって脳科学の研究が一気に進み、依存症患者の脳の働きも、観察出来るようになった。

 

そして甘いものや炭水化物を食べたときも、他の依存症と同じようにVTAを活性化し、ドーパミンを増やすことが分かってきた。

 

つまり糖分や炭水化物も、依存しやすい物質の一つだったわけだ。

 


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