押し目狙いの利点 値幅を取りやすい
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押し目だと思ってエントリーしたら、押し目じゃなかったと言うことはよくある。
押し目とは、買方が勝っている状態で、大きな売り物がでて株価が一時的に下がる状態のことだ。
買方の需要があるため、一時的に大きく値下がりしても、やっぱり買いが入って株価が戻る。
それが分かっているから、大きく値下がりして横這う様になったところで買いに入る。
売りたい人が売り終わったら、そこから上昇が始まるので、それに乗って利幅を大きく取れる。
押し目狙いの利点 値幅を取りやすい
押し目買いでは、下がったところで買いに入っているため、リバウンド分が全て利益になる。
マイナス圏でヨコヨコ担っているのを掴めば、前日比でプラテンしただけで、数円から数十円の利益になる。
押し目狙いの利点は、そういう風にマイナス圏からプラス圏へ上昇するとき、利幅が大きくなることだ。
またマイナスからプラスに転じると言うこと自体、買方に勢いがあるから、意外に利益が伸びたりもする。
押し目狙いの5分足チャート これはエントリーして良い?
押し目狙いの時間帯としては10時前、10時半、11時前後くらいがあるが、これは買いで入って良いものか?
寄りの段階から、大きな買いと大きな売りが交錯する5分足チャートの例。
上の5分足チャートの例では、この段階では、買方売方交錯で、どちらに転ぶか分からない
押し目狙いの利点 大損しにくい
押し目狙いの利点として、高値づかみになりにくいと言うことがある。
株価がグングン上昇しているところで買う場合、しばらくすると上昇がピタッと止まり、下落が始まる。
高値づかみ高値放し法では、つねに「ピークがどこか」を気にしていなければならない。
そのため、ストップ高まで騰がるような状態でも、下落の兆候が見えたら、そこで利確しないと逆に含み損になりかねない。
ジャンピングキャッチして、ジャンピング利確しないといけないため、利幅も取りにくい。
そして上値余地よりも下値余地の方がはるかにデカいから、ハイリスク・ローリターンなのだ。
その点、押し目狙いであれば、ある程度売りが出てからエントリーするので、下値余地が少ない。
なので「損しにくく、利益を取りやすい」というのが、押し目狙いの利点だ。
ただし、売りが終わるのを待たないといけないし、買いがあるのを確認しないといけないため、朝イチの寄りつきから株を始められないのは、つまらないが。
押し目狙いエントリー 5分足チャートの例 その2
最初の5分足チャートのつづき、後場の様子。
13時半くらいが株価のピークになって、そこから大きな売りが出てマイ転。
前場から大きな売りが出ている時は、手仕舞いしたい大口が潜んでいる可能性も高く、最後まで油断できないというパターン。
マイナス圏からプラスに上がる時も、前日終値あたりで押し返される事も多いね。
このチャートの場合も11時前後でエントリーしておれば、あまり大きなマイナスにはならないはず。
ただやはり、マイナス圏に居るヤツを買わないと、儲けにはなりにくいけどね。
なので上のチャートは、良くない押し目狙いエントリーということになる。