イナゴタワー どこで利確すべきか
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押し目狙いデイトレで、せっかくうまくエントリーできた。
しかし急騰した後の急落で、せっかくの含み益が台無しになってしまった。
いったいどこで利益確定すべきだったのか。
これはホントにもう悩み所だ。
株価が蠢いていて、歩み値を見ると大口の買い上がりも見られるので、「これはチャンス!」ということで買いに入ってみた。
そしてその予想通りに買いが優勢になり、みるみる株価が上昇していく。
ところがすぐに上昇が止まって、株価が急落。
でも材料はあるし、どこかで切り返すだろうと思っていたが、切り返さずにズルズルと株価が下がっていく。
さすがにマイ転は無いなと思っていても、高値づかみした大口が「ダメだったか」と投げてきたら、マイ転することも多々ある。
こんな状況に陥る前に、うまく利益を確定することは出来ないか。
売り時は、移動平均線とロウソク足で判断する
急騰株は、基本的に、移動平均線で判断するしかない。
イナゴタワー 噴き上がった5分足チャートの例(1)
後場から微妙に買いが入っていて、13時過ぎから大きな買いが入って急騰したパターン。
この5分足チャートでの利確ポイントはどこか?
「うねり取り」指導やショットガン投資法などの教材で有名な相場師朗(あいばしろう)さんは、移動平均線とロウソク足を使ったテクニカル分析のプロだ。
この相場さんは、ラジオNIKKEIの番組で、売買のポイントとして、移動平均線の向きと移動平均線をロウソク足が跨いだところを、よく挙げられていた。
テクニカル分析での「売り」ポイント
- 短期移動平均線と中期移動平均線が、下向きかフラット。
- ロウソク足が中期移動平均線を、上から下に跨ぐ(陰線)
これはもちろん、日足チャートが前提の話だ。
だから私も長年、デイトレで使えるとは全く考えていなかった。
だが、押し目狙いデイトレ用に、3本・8本・21本に設定した移動平均線であれば、使えそうだと気がついた。
イナゴタワー(1)の5分足チャートの例だと、赤と緑の移動平均線がデッドクロスしたところが利確タイミングだ。
デッドクロスしたところで、ロウソク足が赤と緑の移動平均線を上から下に跨いでいる。
ここで利確すれば、上昇分の4割くらいの値幅は取れる。
しかしここで利確しないでスルーすると、利益は殆ど残らない。
イナゴタワー 噴き上がった5分足チャートの例(2)
これは10時きっかりに、ニュースリリースがあって、それで噴き上がったパターン。
この例でも、最初のデッドクロスのところが利確ポイントで、ロウソク足が赤い移動平均線(15分線)の下に潜り込んで陰線になったところが決断のしどころだろう。
それが遅れると利益が逃げるし、反発しても結局この辺りで終わっている。
このあたりで利確するのが、一番妥当なところだろうね。
もちろん、イナゴタワーでなくとも、この利確ポイントは使える。