押し目エントリーして良いタイミングとは
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デイトレのエントリーは、意外に難しい。
というのもデイトレに適したような、値動きが大きな銘柄は、大口投資家の売買動向が、大きく株価に影響するからだ。
- 大口さん達が買い上がる = 株価が上がる
- 大口さん達が売り始める = 株価が下がる
これがデイトレでは大きい。
大口さん達が、株価のキャスティングボートを握っているのだ。
そのため、キャスティングボートを握っている大口投資家の動向がどっちに向いているのか、それを確認してからエントリーする必要がある。
そのための一つの方法が「歩み値を調べる」ということだ。
歩み値を調べることによって、大きな買いがところどこに入っていれば、大口トレーダーが買いに入っていることが想像できるだろう。
逆に大口の売りが所々にあれば、株価の上昇ピークを過ぎていると考えないといけない。
押し目狙いでエントリーしても良さそうな5分足チャートの例()
さて、では上のチャートで、どのあたりが押し目エントリーして良いタイミングだろうか?
エントリーのタイミングとは
うねり取りや、ショットガン投資法などの教材がある相場先生は、エントリーポイントとして
ロウソク足が移動平均線を跨ぐ(またぐ)ところ
を挙げておられる。
相場先生は、移動平均線とロウソク足だけを見て売買する「テクニカル分析」派のようだが、ゴールデンクロスやデッドクロスより、移動平均線の方向や、ロウソク足との接点に、特に大きな関心があるようだ。
簡単にまとめてみると、こういう感じだ。
買いポイントのまとめ
- 移動平均線をロウソク足が陽線で跨いでいる
- 移動平均線の方向が右肩上がりかフラット
この買いポイントを踏まえて、上の5分足チャートを見てみると、理想的なエントリーポイントはどこになるか。
最初の候補としては、10時15分頃にある、短期線(赤・15分線)と中期線(緑・40分線)のゴールデンクロスのところだろう。
ここでは、陽線が緑の中期線を跨いでいて、買いポイント候補に見える。
ただ移動平均線の方向を見ると、緑の中期線も白の長期線もハッキリとした右肩下がりのままだ。
こういう場合は、ダマシになることが多いので、エントリーは避けた方が良いかも知れない。
二つ目の買いポイント候補は、後場すぐに、ロウソク足が3本の移動平均線を上抜いている部分だ。
この部分では、赤と緑の移動平均線は横ばい、白い移動平均線が、やや下向きと言う状態になっている。
ただロウソク足はまだ、白い線の下にあるため、フラットになるにはまだ30分くらいはかかりそう。
このタイミングで、上値追いをせずに指し値を入れておくのは、ベターかも知れない。
三つ目の買いポイント候補は、13時15分頃に、ロウソク足がまた白線を上抜いた地点になる。
ここでは、赤い線も緑の線も共に上向きで、しかも白い長期線を下から上に抜くゴールデンクロスになっている。
買いポイントとしては条件が揃っているわけだが、できればその10分前くらいに買いでエントリーしたいところだね。